鹿児島空港から、車で約40分。「仙巌園」をご存知ですか?1658年に19代「島津光久」によって築かれた島津家の別邸で、28代「島津斉彬」もこよなく愛し、「篤姫」など多くの人を魅了した美しい庭園です。錦江湾や桜島を庭園の景観をとりいれた、雄大な景色が「仙巌園」の最大の魅力で、南の玄関口といわれた薩摩の歴史・風土にふさわしく、中国文化の影響が色濃く見えるのも大きな特徴の一つと言えます。さらに温帯と亜熱帯の境に位置することから、数多くの珍しい植物が植えられています。「仙巌園」は、幕末から近代にかけては、薩摩藩・鹿児島県の迎賓館のような役割を担うようになりました。幕末には勝海舟やオランダ海軍将校、イギリス公使などが、明治以降には、大正天皇、昭和天皇をはじめとする皇族方やロシア皇太子、イギリス皇太子など国内外の数多くの要人が訪れました。園内やその隣接地は、島津斉彬とその遺志を継いだ人々によって建てられた、日本初の工業地帯「集成館」の跡地でもあります。近代日本の技術力、工業力の原点ともいえる地であり、2015年7月にこれらの史跡・建物を構成資産とする「明治日本の産業革命遺産が世界遺産に登録されています。「仙巌園」の中心にある御殿を案内付で見学することができる「御殿ガイドツアー(約20分/別途大人600円)」や園内の史跡や島津家の歴史を専門のガイドがわかりやすく案内してくれる「園内ガイドツアー(約30分/別途大人300円)がオススメです。営業部:梅津