JR四国多度津工場は、明治22年(1889年)に建設された歴史を持つ、全国でも2番目に古い鉄道車両工場です。

敷地面積は甲子園球場の約2倍の広さがあり、敷地内の建物のうち、明治や昭和初期に建てられた7棟は経済産業省の近代化産業遺産に認定されており、現在もその保有車両435両の列車の定期検査ならびに臨時検査をおこなっています。

そんな歴史ある工場の作業風景を見学することができます。

見学内容は、鉄道車両からエンジンや台車、電気機器、ブレーキなどを分離し、装置ごとに専門の担当者が整備した後、再び組み立てます。

車両1両の検査は約2週間かかりますので、その日によって見学できる内容は異なりますが、約30トン以上ある車両を天井クレーン2基を用いて吊り上げて、車体と台車に分離する作業をすぐ近くで見るのはかなりの迫力があり、見どころです。

また、飛行機格納庫として使用されていた建物もあり、全国的にも貴重な軍事関係遺構となっています。とても、親切に対応してくれるので、気軽に問いあわせをしてみてください。

営業部:梅津