太平洋戦争の敗色が濃厚となり、アメリカ軍の房総半島上陸の可能性がささやかれた戦争末期に館山市に海軍は秘密基地を構築したのをご存知ですか? 秘密基地ゆえに、いつ頃掘られたのかも不明確な地下壕ですが、謎を秘めながらその一部が公開されています。正式名称は「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」。全長が1.6kmにもおよぶ地下壕は、全国的にみても大きな壕で、館山海軍航空隊の防空壕として使われたと考えられ、壕内には、格納庫、兵舎、発電所のほか、病院施設まであったと言われており、一つの町のような機能をもっていたと言えるかもしれません、現在は、そのうち250mが見学できるようになっています。この戦争遺跡は、あらためて平和について考えさせてくれる貴重な空間となっています。営業部:梅津